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[1121] 基礎のジャンカ(豆板)の程度と補修

基礎は鉄筋とコンクリートで作られています。形作る為にスチールや合板の型枠を組み、その型枠の中にコンクリートを流し込み固まるまで待ちます。コンクリートを型枠内に流し込む事を打設といいます。打設工事は一発勝負でやり直しが効かないので慎重になりますが、なかなか完璧とはいかないのが建築です。その一つにジャンカ(豆板)というコンクリートの状態があります。打設されたコンクリートの一部に、モルタルが充填されず、砂利(粗骨材粒)のみが取り残された形で生じる空隙の多い不良部分を言います。ジャンカが生じやすい部位として、設備の埋め込み配管などの下部、型枠下部などが挙げられます。
もしも、型枠が外れて基礎の表面にジャンカを発見したらどうしたら良いのでしょうか?
コンクリート診断士の講習テキストのコンクリート診断技術の中で5つの程度に分け補修方法が記載されています。
A:省略
B:砂利(粗骨材)が露出しているが、砂利を叩いても剥落することはなくはつり取る必要がない(深さ1~3cm)→補修方法:ポリマーセメントなどを塗布。
C:砂利が露出し表層の砂利を叩くと剥落するものがある。しかし砂利同士の結合力は強く連続的にバラバラと剥落する事はない。(深さ1~3cm)→補修方法:不良部分をはつり取り健全部分を露出。ポリマーセメントモルタルなどを充填する。
D:鋼材のかぶりからやや奥まで砂利が露出し空洞も見られる。砂利同士の結合力は弱まり砂利を叩くと連続的にバラバラと剥落する事もある。(深さ3~10cm)→補修方法:不良部分をはつり取り健全部分を露出。無収縮モルタルを充填する。
E:コンクリートの内部に空洞が多数見られる。セメントペーストのみで砂利が結合している状態で砂利を叩くと連続的にバラバラと剥落する。(深さ10cm以上)→補修方法:不良部分をはつり取り健全部分を露出。コンクリートで打ち換える。
※セメントペーストはセメントと水です。
モルタル(正式にはセメントモルタル)はセメントと水と砂(細骨材)。
コンクリートはセメントと水と砂と砂利(粗骨材)。
ポリマーセメントは、セメントにポリマー(セメント混和用ポリマー)が混入され、接着力と曲げ強度向上などを加えます。
無収縮モルタルは、硬化時に膨張し乾燥後の収縮がしにくいモルタル。一般のモルタルは硬化時に若干収縮します。
ちなみに、補修として使われる樹脂モルタルは樹脂と砂。
基礎ジャンカ
なかの一級建築士事務所

基礎 | CM 0│23時頃 |

[1108] 地盤面下の床下

都内の建売木造住宅でよく見かける階段を2,3段程降りて玄関口になる住まい。
購入を決定する前に確認して下さい。床下の扱いを。
一般的な住まいの玄関は地面から上がった高さの位置に玄関ドアがあります。
そして木造の床下の多くは、外部と通気され湿気を滞らせないような構造になっています。そして1階の床裏に断熱材が取り付けされ生活しやすい温熱環境を作っています。また、外部と通気しない床下の構造にしている場合があります。こちらは床下を室内と同じ温熱環境として考え、基礎の外周部周り周辺に断熱材を取り付けています。当然外気とは通気しませんが、1階の室内の床に通気口を数箇所取り付け床下を隠蔽してしまわないで室内と通気できるようにする事が好ましいでしょう。ただ、数箇所の通気口だけでは床下全体の換気は難しいと思われます。床下に送風ダクトを伸ばしている空調設備仕様があると床下の空気がよどみにくいでしょう。注意しなければいけないのは、工事期間中の基礎コンクリートで囲まれている床下の乾燥が適切に行われないと送風ダクト下含め送風が行き届かない部分に湿気が残りカビの発生の可能性があるでしょう。
一般的な住まいの床下でも湿気に関しては対策をとらなければなりません。
さて、都内の建売木造住宅でよく見かける階段を2,3段程降りて玄関口になる住まい。
一般的な住まいの床下よりも床下が地面にもぐっている、基礎が下がって作られているはずです。
購入を決定する前に確認をお勧めします。床下の構造を。
そして、地面下の床下はどのように通気されているのでしょうか?を
半地下床下通気の説明2
なかの一級建築士事務所


基礎 | CM 0│19時頃 |

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